HOME > 精神医学・心理学 > 統合失調症の症状と回復方法を簡単にまとめました

統合失調症の症状と回復方法を簡単にまとめました


統合失調症.jpg


マンガでわかる!統合失調症という本を読みました。

正直言って、この本を読むのはかなり辛かったです。
途中で泣きそうになりましたが、読み終わったらだいぶ生活が楽になった気がします。
そんなこの本の書かれている統合失調症について知ったことをまとめました。




統合失調症とは何か

統合失調症とは、

誰も居ないのに悪口が聞こえてくる「幻聴」
他の人には見えないものが見える「幻覚」
自分が監視されている、または自分の考えが誰かに読み取られていると感じる「不安」

などの症状があり、日常生活を送ることが困難になる病気のことです。
およそ100人に1人の割合で発症するありふれた病気です。

発症の原因は、発症しやすい「脆さ」を持った人が、人間関係や仕事などの大きなストレスに晒され続けた結果、日常生活を支える脳の働きや調子が崩れてしまいます。
脳の働きや調子が崩れることから、普段は遮断されるはずの必要のない情報が脳になだれ込みます。
その結果、光や音に敏感になり、幻覚や幻聴などの症状に襲われると考えられています。


また症状の影響で盗聴器や盗撮器がしかけられていると錯覚し、探偵に盗聴器や盗撮器の捜索を依頼することがよくあるようです。
悪質業者の中には、依頼人が統合失調症であることを良いことに、盗聴器探しなどと偽り、法外な料金を請求する場合もあります。
探偵などに相談するよりもまず、心療内科や精神科に相談に行く方が、より安全で解決に近づく第一歩になるかもしれません。


症状を低減、回復させるには


症状を回復させる.jpg


まず、何よりも患者の家族が症状に対して理解し配慮する必要があります。
患者は症状により精神が過敏になっており、何かしら自分について批判されたり、心配されすぎると回復が遅れたり、症状が悪化したりする場合があります。
例えば、「症状が落ち着いてきたんだから早く定職につけ」とか「毎日寝てばかりいてだらしがない」などと言った批判は厳禁です。

それから、薬をしっかり服用し、休養を取ることをおすすめします。
統合失調症は脳の病気です。
脳の働きが崩れ、普段は必要のない情報を遮断する能力が低下し、脳へ必要以上に情報がなだれ込むのです。
その結果、光や音に過敏になり、幻聴や幻覚などと言った症状が発生します。
薬を服用することで、必要のない情報を遮断できるようにし、脳内物質のバランスを整え、睡眠を取りやすくします。

薬により、脳へのダメージを低減することが出来ますが、それでも脳は疲労するので食事や睡眠などの休養はしっかりとり、脳を回復させましょう。
睡眠をしづらい、食欲がないなどがある場合、医者に相談しましょう。

そして、今の自分に出来ること、出来ないことを知ることも重要です。
症状により、昔は難なく出来たことが、出来なくなることもよくあります。
出来なくても自分を責める必要は全くありません。
この病気は、「焦りすぎないこと」「頑張りすぎないこと」「無理をしないこと」この3つが肝心です。
薬の影響で症状がなくなってきたからと言って、いきなり学校に登校したり、仕事を始めたりするのは危険です。
まずは、朝決まった時間に起きて、食事をとり、決まった時間に就寝するといったことから始めましょう。


まとめると、「家族の配慮」「薬と休養」「今の自分自身をよく知る」これらが統合失調症の症状を低減、回復させる重要なポイントになります。


統合失調症でも生活を楽にする方法


症状により脳が疲弊しているので、一日中眠る場合があります。
そんな時は、一日中眠ってしまった自分を責めるのではなく、脳が疲弊しているから脳が勝手に睡眠をとったのだと解釈しましょう。
あなたの意志ではなく、脳が休みたいから休んだのだと解釈しましょう。
また、統合失調症の症状を抱えて日常生活を送る上で、仕事や社会で働くことに関して焦ったり、誰かから働いていないことに関して心無い批判を受けたりすることもあります。
大人になったら誰でもが、社会に出て働かないといけないという考えはとても古い考え方です。
あまり気にしない方が良いでしょう。


統合失調症の症状により働くことが困難であれば、障害年金を受給する方法があります。
医師の診断書を元に障害年金の等級判定がされます。
常時介護が必要であれば一級、日常生活に著しい制限がある場合は二級、労働が制限される程度であれば三級となっています。
障害年金については、まず医師に相談の上、検討しましょう。

参考文献



この本の内容のほとんどが漫画で書かれており、ある程度回復してきた統合失調症の患者の方でも比較的読みやすいのではないかと思います。
ご自身の症状に向き合って、その症状の具体的な対処方法を知ることで、後の精神的なダメージを低減できる場合もあります。
しかし、この本にかかれている内容(統合失調症の症状の描写など)はかなりリアリティで、読むと多少の精神的なダメージを負う可能性もあります。

くれぐれも無理をせず、なるべくゆっくりご自身の症状と向き合うことをおすすめします。

具体的に回復方法をまとめた記事を書きました。こちらもどうぞ。

関連記事

シェアボタン

スポンサーリンク


関連記事