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境界性パーソナリティ障害を克服するには



先の記事で境界性パーソナリティ障害の特徴を書きました。
感情の起伏が激しく、自殺や自傷を考えたり、ほのめかしたりするのが主な特徴です。
今回はその境界性パーソナリティ障害を克服する方法をまとめました。




最高でも最低でもない中間を意識する


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境界性パーソナリティ障害の人は、感情の起伏が激しく、最高と最低の気分を繰り返しています。
原因は完璧主義的な考えが根底にあり、物事における中間に目を向けていないからです。
この世界は彩り豊かなグラデーション世界です。
ゼロかイチかではなく、中間に無数の物事が存在します。
その完璧主義的な考えから見れば納得いかないことや、割り切れないことも当然存在しています。
しかし中間が存在しているからこそ、この世界は存在できるのです。


例えば、全ての人が「無理してでも仕事を続けるか」それとも「自殺するか」の二択しか考えになかったら、どうでしょうか?
おそらく、この世界は既に破綻しています。過労死や自殺者の数は今よりも増えるでしょう。
「無理してでも仕事を続けるか」と「自殺するか」の両極端な選択肢だけではなく、中間には「仕事を一時的に休む」、「転職する」、「仕事をやめる」など様々な選択肢が存在しています。
中間の選択肢を取ることで、結果的に問題が解決する場合もあるのです。


物事に行き詰ったら、ゼロかイチかではなく中間の物事に目を向けましょう。



感情が常に一定である人と接触する


人間の感情というものは、人に伝わっていくものです。
それは喜怒哀楽、全ての感情に言えます。
人は自分以外の人間の感情によって、動かされてしまう生き物です。

境界性パーソナリティ障害の人が、感情的な人と接触しているとどうなるか考えましょう。
どちらも感情の起伏が激しいことから、無用なトラブルが多発することでしょう。
時には悲しみや怒りといったマイナスの感情が増幅し、不幸な結果を招くこともあるでしょう。

この結果を避けるためには感情が常に一定である、もしくは感情が一定に近い人と接触することが望ましいです。
先に言ったとおり、人間の感情は伝播するものです。
穏やかで、感情的でない人と接触することで、自然と冷静になれます。
冷静になると血圧も徐々に下がるので、衝動的に何かをしてしまうこともなくなるでしょう。


最近ではインターネットを使って誰でも自由にいろんな人と関わることができます。
しかし、それが原因で心を痛めてしまうこともよくあります。
インターネットを使用する上で傷つかなくて済む方法をまとめた記事があります。こちらを参考にしてください。
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日頃から「静」を意識して生活する



しかし、感情が一定に近い人でも感情的な発言に動かされて、感情的になってしまうこともあります。
人間というものは、我々が想像しているよりも遥かに脆いものです。
では自分の感情を一定に保ち、常に冷静でいるにはどうすればいいでしょうか?
答えは簡単です。日常生活に「静」を意識すれば良いのです。


急いでいるときでも焦って走らない、衝撃的な事柄が起こっても動揺しない、嬉しくても大げさに喜ばないなど。
意識的に「静」を心がけ、感情を一定に保ちましょう。
難しい人は、自分の動作を自分から離して客観的に見ることを心がけましょう。
焦っている時「ああ、自分は焦っているな」とか、怒っている時に「怒っているな」と自分で気づくことから始めましょう。

また、座禅もおすすめします。
座禅のポーズは腹式呼吸を促し、血圧を下げ、心を穏やかにさせます。
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自分で物事を解決するように心がける



結局のところ、自分の問題を解決できるのは自分以外にありません
他人に問題の答えを求めても、気休め程度のちゃちな答えしか返ってこないのです。
仮に良い回答が得られたとしても、それが常ではなく、その人がいなくなったら自分は何も出来ません。
だから一生他人に依存しっぱなしで生きていくわけにはいかないのです。


自分で物事を解決するように心がけるには、まず自分で決断することから始めましょう。
どんな些細なことでも自分で考えて、自分で決断し、そしてその責任を自分で負いましょう。
もちろん苦しくなったら、誰かに助けを求めても良いでしょう。
しかし相手も完全な存在ではないので、良い回答を得られるとは限りません。
そのことを責めてはいけません。相手も人間であり、常に余裕があるわけでは無いのです。


話を戻しますが、人間は自分で考えて、自分で決断し、自分で責任を負うことで、初めて成長することが出来ます。
自分で一連のことを全て行い、物事を解決するのは確かに辛いですが、他人に依存しっぱなしなのはもっと辛いです。
だから自分の力で自分を動かし、自分を変えましょう。
それが幸せを得る近道だと私は思います。


参考文献




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