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零式艦上戦闘機について語る

 

私は零式艦上戦闘機(以下零戦)に関する知識を自慢できるほど持っているわけではありません。

ですが私は零戦が好きで、零戦に関する情報を収集しています。

この記事で、これまでに得た零戦に関する知識をまとめて語ります。

(※マニアの方には物足りないものになるかもしれません。ご注意ください。知識が増え次第追記していきます。)

 

 

■零戦とは何なのか

 

 

零戦は第二次世界大戦中の旧日本海軍の主力戦闘機です。

戦闘機とは文字通り、敵の航空機と戦闘を行い、撃墜し制空権を確保(空域を支配すること)するためにあります。

制空権を確保すると、敵の航空機はその空域に容易に近寄ることが出来ないので、敵の攻撃を防ぐだけでなく、味方の航空機による攻撃を容易に行うことが出来ます。

また戦闘機の役割は「制空権を確保」するだけではなく、敵の爆撃機を撃墜する「防空」、味方の爆撃機や艦船を守る「護衛・直掩」なども含まれます。

とりわけ、零戦は「艦上戦闘機」なので航空母艦(以下空母)から発艦して戦闘を行うことができます。空母とは艦上機を搭載させて運ぶ艦船です。甲板が滑走路になっており、そこから発艦、出撃することが出来ます。空母により、海上のどこでもすぐに艦上機を出撃させることが可能です。

 

 

一口に零戦と言っても、零戦にはいろいろな型があります。代表的な型と特徴を以下にまとめました。

 

一一型:着艦フック(空母に着艦する際に、甲板のワイヤーに引っ掛けて機体を止めるためのフック)を装備していない。主に中国戦線で活躍した。零戦の初期量産型。

 

二一型:着艦フックを装備し、空母に搭載させることを目的とした機体。本格的に量産された。真珠湾攻撃から終戦まで戦い抜いた。旋回性能と航続距離は零戦の型の中で一番。他国の機体との格闘戦(敵の戦闘機の後ろを突いて旋回しながら攻撃する戦闘方法。ドッグファイトとも言われる。)ではほぼ負け無し。

 

三二型:二一型の改修機。翼が角型になっている。エンジンが新しくなっており、二一型の弱点であった速度の遅さが改善された。しかし、短い主翼と重装備により航続距離が著しく低下しており、それにより作戦に参加できなかったことがある。

 

二二型:三二型の欠点であった航続距離の低下を改善するために、翼を二一型と同じ丸型に戻した。

 

五二型:零戦の後期量産型。機首のカウルから排気管が飛び出ている。これまでの零戦の欠点であった防弾性能を改善させた機体。

 

 

全ての零戦に言えることは、

・命中率は悪いが20mm機銃を装備しており、敵機(装甲の厚いアメリカ軍機も含む)を撃墜させるだけの攻撃力は十分である

・旋回性能が良く、格闘戦ではほとんど負けることはほとんど無い

・航続距離が長いので遠方に出撃可能

・エンジンの性能が悪く、速度が出ない

・機体の装甲を極限まで薄くしたので、被弾するとすぐに炎上し撃墜されてしまう

 

 

 

■零戦は最強だったのか

 

よく日本のマスメディアでは、零戦を「最強の戦闘機」と賞賛しています。確かに零戦は大戦初期の頃は中国戦線や、ラバウルなどの南方海域で無類の強さを発揮しています(零戦部隊損害0で敵戦闘機ほぼ全滅など)

 

しかし、その快進撃もミッドウェー海戦を境に一気に衰えます。対零戦戦術「サッチ・ウィーブ」が確立されたからです。対零戦戦術「サッチ・ウィーブ」とは、旋回性能の高い零戦に対して格闘戦を仕掛けるとほぼ確実に負けるので、格闘戦は厳禁とし、速度の出ない零戦の弱点を突いて、一撃離脱を徹底する戦闘術です。

一撃離脱とは、標的となる機体よりも高い高度から降下して標的に攻撃を仕掛け、降下して得た速度をそのまま離脱に利用することです。零戦の装甲は薄く、急降下すると空中分解することがある上、エンジンの馬力が低く、速度が出ないので、敵の一撃離脱攻撃を避けたとしても追撃に行くことは出来ないのです。

 

その後の零戦は連合軍に対して劣勢を強いられます。特にアメリカの機体はどれも重装甲でエンジンの性能が高いので、超高速で高高度から襲い掛かってきます。運良く回避して反撃を加えても、装甲の堅いアメリカ軍機を撃墜するのは至難の業でした。

 

それからしばらくして戦局が悪化していくと、軍は零戦を特攻に使うように命じます。特攻とは、航空機に爆弾を吊るし敵艦に体当たり攻撃する、決して生きて帰ることが出来ない作戦です。零戦は速度が遅く、かつ装甲が薄いので、特攻を行ったとしても、その殆どが体当たりすることもままならず、敵に捕捉され撃墜されていました。

 

以上のことを考えると、零戦が太平洋戦争において最強の戦闘機だったかどうかと言われると首を傾げざるを得ません。零戦が最強と言われたゆえんは、格闘戦という戦術にあると思います。

 




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